令和2年度「北信地域障がい福祉自立支援協議会だより」発行のお知らせ
- 2021年05月10日 UPDATE
- カテゴリ:活動報告
令和3年1月16日 発達障がい支援フォーラムが実施されました。本来、昨年5月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、中止となりました。しかし、是非とも「聞きたい」「やってほしい」という声が多く挙がり、今回は、感染症対策として、はじめての試みとしてWEBでの開催となりました。WEBでの開催という事もあり、全国から約1600人という多くの申し込みをいただきました。
今回は「発達障がい児が安心して大人になっていくために~私たちができること~」をテーマに、 講演とシンポジウムの2部構成で行われました。
フォーラム前半では、信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室
附属病院子どものこころ診療部 本田秀夫氏 をお招きし、「思春期に大切にしたいこと~自立?自律?」という題目でご講演いただきました。本田秀夫先生には、長年の臨床経験に裏付けられた知識や考え方について、具体的なポイントをわかりやすく、ユーモアを交えてご講演いただきました。参加者からも、「障害をもつ本人とその家族が勇気をもらえる内容だったのがとても良かったです。」などの感想がたくさん寄せられました。
また、自立?自律?という話題の中で、自立を目指すなら、むしろ依存先を増やさないといけないというお話があり、「依存先をたくさん増やしていくことが、自立につながるのは大変うれしいことです。人の手を借りることにネガティブな気持ちはいらないと思えて、気持ちが楽になりました。」「よりたくさんの人に助けてもらうのが自立だというお話は目から鱗。」等、多くの感想が寄せられました。自立にむけての前向きな見通しが持てた方が多かったようです。
フォーラムの後半では、講演して頂いた本田先生に加え、日本相談支援専門員協会顧問の福岡氏、飯山養護学校の高山校長の3名にご登壇いただき「今までとこれからを語る」をテーマとしたシンポジウムを行いました。医療と福祉と教育のそれぞれの立場から、北信地域、県、国の今までの取り組みや今後に向けてのお話や思いを語っていただきました。「北信圏域のこれまでや現状について、改めて理解しなおすことができました。連携がこれからも継続していくように、自分の立場から頑張りたいです。」という声や「皆さんの熱い気持ちが伝わる内容で、福祉、医療、教育のそれぞれの連携と障がい者を支えてきた過去とコロナ禍以降の今後について改めて整理して分かりやすくお話していただき、自分の仕事へのモチベーションも高まりました。」という声が寄せられました。シンポジストの熱い思いを受け、支援者としてこれからの支援に対するモチベーションにつながったようです。
今回は、新型コロナウイルス感染症対策の為、はじめてのWEB開催となりましたが、時間の融通が利く事、会場に直接足を運べない方でも気軽に参加できた等のメリットにも気付かせていただけたフォーラムだったと思います。
また、次回のフォーラムを開催した時には、ぜひご参加ください。
北信地域障がい福祉自立支援協議会・地域生活支援拠点等事業検討会主催
相談支援専門員・サービス管理責任者ネットワーク共催
「子どもの将来を見据えた支援、今付けたい支援力」
~発達障がいの方々を支援してわかった、皆が活用できる支援方法~
今回は 2 回シリーズの第2回目!!児童から成人までを対象に、子どもの将来を見据えた支援について研修を行いました。 講師には松本圏域発達障がいサポートマネージャーの新保文彦さん、事例発表にコンパス児童発達支援管理責任者の足立達也さんをお招きしてご講演頂きました。
当日は、行政、教育、児童支援、就労支援、相談支援等に関わる方々19 団体からご参加いただきました。また研修会の後も
、YouTubeでの配信期間を長めに設けたため、当日参加が難しかった方にもご覧頂けたり、繰り返してご覧い頂くことができました。
新保さんからは、児童期から配慮すべき点を、脳科学的な見解も含め、具体的な支援方法をわかりやすくお話し頂き、また、足立さんからは将来を見据えた中での支援を、実際の事例を通して発表して頂きました。
【研修会に参加された方の感想】
・児童期のみではなく、成人してからも大切な視点を聞けた。
・支援のポイント、認める、小さな声、短く伝える、とても重要な点を教えて頂いた。
・リピートして全職員で学習会を実施できて良かった。
・面談の技法、今までは感覚的な経験則だったが、理論的に説明して頂き良かった。
・脳を活性化させるお話も参考になった。実行していきたい。
・心の健康についても、触れて頂きありがたかった。
・事例を通して、事業所はただの預かりではなく、成長を見据えた支援をチームで行っていることを知り、またその大切さを知れて良かった。
・支援者間でどんな支援をして、どこが上手くいかなかったかなど、振り返り、改善、工夫し、繰り返していく事の大切さを改めて感じた。
ご参加、ご視聴いただき ありがとうございました。
来年度も、大勢の方に参加して頂ける研修会を企画していきたいと思います。
令和3年2月17日(水)、今年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会が開催されました。今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、第1回・第2回については書面会議となりました。第3回については、初めてウェブ会議で開催いたしました。内容は以下の様になります。
(1)各部会年間活動報告
1.重心・医ケア部会
2.雇用支援ネットワーク部会
3.サービス向上部会
4.精神部会
5.本人中心部会
6.そだちネットワーク部会
7.権利擁護部会
8.幹事会
(2)第6期障害福祉計画及び第2期障害児福祉計画について
1.圏域プランの最終報告(●第6期圏域障害福祉計画及・第2期障害児福祉計画.pdf)
2.部会との連動について
自立支援協議会は障害福祉計画の進捗管理を担う場でもあり、計画の推進には部会活動との連動が必要となります。そのため、1/6に各部会の部会長にお集まり頂き、次期障害福祉計画と部会の連動について協議を行い、今後の部会活動に反映していきたい内容を共有しました。
(3)北信圏域障害者差別解消支援地域協議会
1.相談受付状況・事案の共有
今年度、市町村窓口において、障害者差別に関する相談の受付はありませんでした。
権利擁護部会では過去に受けた相談の中から「障がい者差別に当たるかもしれない事案」を収集したので、その中から3例を共有。今後も具体例を共有することで意識を高めていけるようにしていきたいと思います。
2.差別事案相談受付票の書式について
昨年度作成した書式の見直しを行い、新しい書式を皆さんに承認して頂きました。
今後新しい書式を圏域内の市町村で活用して頂けるよう周知を行っていきます。
初めてのウェブ会議。事務局側に不慣れな点が多く、ご参加いただいた皆様には多々ご迷惑をおかけしてしまいましたが、なんとか皆様とお顔をあわせての会議を開催することができました。関係者の顔と顔がつながりそこから取組みが広がっていく自立支援協議会。今後も顔をあわせての会議が開催できるようにしていきたいと思います。
令和2年度第2回北信地域障がい福祉自立協議会について
令和2年11月13日(金)に令和2年度第2回北信地域障がい福祉自立協議会を開催予定でしたが、北信圏域内での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、開催方法を書面会議に変更いたしました。
今回の自立支援協議会で書面にて共有を行いました、各部会の上半期活動報告、第6期障害福祉計画中間報告は以下の様になります。ご覧ください。
①令和2年度各部会上半期活動報告
②第6期障害福祉計画(北信圏域プラン)中間報告