2019年度第1回北信地域障がい福祉自立支援協議会一般公開のお知らせ
- 2019年04月19日 UPDATE
- カテゴリ:イベント情報
平成30年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会
平成31年2月25日(月) 飯山庁舎にて
「平成30年度第3回北信地域障がい福祉自立支援協議会」が開催されました。
内容は、
1、平成30年度各部会活動報告
各部会の代表者より、今年度の活動報告がありました。
どの部会も活発に活動され、沢山の成果が出ています。
その中でも今年度の主な成果としては、
① 北信圏域障害者差別解消支援地域協議会の設置が承認され、来年度4月から運用を開始する。
② 「地域生活支援拠点等の機能を担う事業所の認定取扱い要領」を作成し、地域の事業所へ周知。現在8事業所が認定を受けている。
③ 医療的ケア児等の支援について協議する場の設置を目指し、そだちネットワーク部会内に「医療的ケア児等課題検討チーム」が設置された。
といった3点が挙げられます。
来年度も今年度同様、自立支援協議会・各部会が有機的に機能し、この地域の障がい福祉の充実につながる様に取り組んでいきたいと思います。
2、"わが事丸ごと"地域生活拠点等事業
長野県自立支援協議会長 福岡寿氏を招いて、地域生活支援拠点等事業とは何か、自立支援協議会とは何か、今あらためてお話しいただき、"わが事"として、私たち(事業所・法人等)にできる事は何か、皆で一緒に考えるグループワークを行いました。
福岡さんの講演では、
地域生活支援拠点等事業の整備はすぐにできるものではない。丁寧に丁寧にやってきた成果が実を結ぶものである。官民協働の重要性。各事業所の専門性や支援スキルは地域全体の共有財産にしていく。一人勝ちするような地域であってはならない等、長野県全体のこれまでの経過も含め、自立支援協議会や地域生活支援拠点等事業の整備の意義について、解りやすくお話しいただきました。
その後、①講演を受けての感想、②北信圏域の理念の実現に向けて、自事業所・法人でできること、考えていきたい事、③自立支援協議会・部会で考えていきたい事について、グールプワークを行いました。どのグループも真剣に意見交換して下さっている姿が印象的でした。
3、その他
・北信ふくしMねっとより、研修会のお知らせ。
H31年1月25日(金)
今年度、サービス向上部会では、「支援者も元気になる!!」を一年間の大きなテーマとして、全4回の研修会を企画しています。今回は、今年度最後となる第4回研修会が開催されました。
今回のテーマは、
「児童館・児童クラブ・放課後等デイサービスの連携~連携の大切さについて~」です。
まずは事例を通して連携の様子をお話頂きました。
1つ目の事例は、児童クラブと放課後等デイサービスを利用する中で力をつけ、自分の意思を伝える、自分で選んで決めるができるようになった小学生のお子さんの事例でした。そこに至る支援の中では、児童クラブと放課後等デイサービス事業所で様子を共有し、スケジュールの提示方法を統一し...といった連携がありました。
2つ目の事例は、慣れない場所や人への不安感があり、にぎやかな場が苦手なお子さんの事例でした。そのお子さんが利用されている放課後等デイサービスは、同じ建物の中に、児童クラブ、子育て支援センター、病後児保育等もある複合タイプの児童館となっており、児童クラブのお子さんやスタッフとも自然と触れあう機会があったり、児童館全体の交流の機会に楽しく参加できている様子の報告がありました。
事例報告の後は、グループワークを行いました。
平成30年11月19日(月)
今年度、サービス向上部会では、「支援者も元気になる!!」を一年間の大きなテーマとして、全4回の研修会を企画しています。
今回は、第3回目の研修会が開催されました。
「支援者も元気になる!!きいてしゃべってスッキリ~」をテーマに
臨床心理士 三田 恵理子氏にご講演いただきました。
第一部前半では、「きく」について、解りやすくお話し頂きました。
「きく」には、『聞く』『訊く』『聴く』がある。特に福祉の現場では、「訊く→具体的な数字などを提示して確認する」「聴く→相手の話しに耳を傾ける」が大切になってくる。片方だけでは成り立たない。両者が揃って完全なものとなるとの事でした。
第一部後半では、上記の事を踏まえ、2人1組で「お客さん」役と「店員」役に分かれてワークを行いました。
① 「お客さん」は、自分が着たいと思った服を用紙にこっそりスケッチする。
② その服のポイントもメモする。
③ 完成したら、口頭のみで「店員」に伝える。(注文する)
④ 「店員」は「お客さん」の注文を『訊いて』用紙にスケッチする。
※わからないところは質問OK、ジェスチャーは禁止。
⑤ 完成したらお互いに見せ合う。
⑥ 2人のスケッチは同じ様なものになったか確認。
⑦ 「お客さん」はその服のポイントを説明し、「店員」は服への思いを『聴く』。
上記のワークを終えた後に三田さんより、相手はどこを見て話していると思うか?全体へ問いかける中で話の内容は当然だけれども、それ以上に表情や声のト-ン、きく姿勢、ジェスチャーが重要なことを教えて下さいました。三田さんの、「スキルでは補えない何かを見つけ出し、今の自分の気持ちに目を向け、きく気持ちになっているのかに気づく事が大切」との言葉に感銘を受け、今後の仕事に向かう姿勢を改めて考えさせられる内容でした。
第二部では、ワールドカフェ方式で、「職場で求められている自分」「うれしかったことば」をテーマにお菓子、お茶を飲みながらざっくばらんに話し合いました。色々な意見が活発に出され、時間内では収まらないグル-プが何カ所も見られ有意義なものとなりました。
※次回研修会は、1月25日(金)、児童の支援をテーマに連携の大切さについて考える研修会を行います。ぜひご参加ください。