令和2年度発達障がい支援フォーラムが開催されました!

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和3年1月16日 発達障がい支援フォーラムが実施されました。本来、昨年5月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、中止となりました。しかし、是非とも「聞きたい」「やってほしい」という声が多く挙がり、今回は、感染症対策として、はじめての試みとしてWEBでの開催となりました。WEBでの開催という事もあり、全国から1600人という多くの申し込みをいただきました。

 



 

今回は「発達障がい児が安心して大人になっていくために~私たちができること~」をテーマに、 講演とシンポジウムの2部構成で行われました。


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フォーラム前半では、信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 附属病院子どものこころ診療部  本田秀夫氏 をお招きし、「思春期に大切にしたいこと~自立?自律?」という題目でご講演いただきました。本田秀夫先生には、長年の臨床経験に裏付けられた知識や考え方について、具体的なポイントをわかりやすく、ユーモアを交えてご講演いただきました。参加者からも、「障害をもつ本人とその家族が勇気をもらえる内容だったのがとても良かったです。」などの感想がたくさん寄せられました。

また、自立?自律?という話題の中で、自立を目指すなら、むしろ依存先を増やさないといけないというお話があり、「依存先をたくさん増やしていくことが、自立につながるのは大変うれしいことです。人の手を借りることにネガティブな気持ちはいらないと思えて、気持ちが楽になりました。」「よりたくさんの人に助けてもらうのが自立だというお話は目から鱗。」等、多くの感想が寄せられました。自立にむけての前向きな見通しが持てた方が多かったようです。



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フォーラムの後半では、講演して頂いた本田先生に加え、日本相談支援専門員協会顧問の福岡氏、飯山養護学校の高山校長の3名にご登壇いただき「今までとこれからを語る」をテーマとしたシンポジウムを行いました。医療と福祉と教育のそれぞれの立場から、北信地域、県、国の今までの取り組みや今後に向けてのお話や思いを語っていただきました。北信圏域のこれまでや現状について、改めて理解しなおすことができました。連携がこれからも継続していくように、自分の立場から頑張りたいです。」という声や「皆さんの熱い気持ちが伝わる内容で、福祉、医療、教育のそれぞれの連携と障がい者を支えてきた過去とコロナ禍以降の今後について改めて整理して分かりやすくお話していただき、自分の仕事へのモチベーションも高まりました。」という声が寄せられました。シンポジストの熱い思いを受け、支援者としてこれからの支援に対するモチベーションにつながったようです。

 


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今回は、新型コロナウイルス感染症対策の為、はじめてのWEB開催となりましたが、時間の融通が利く事、会場に直接足を運べない方でも気軽に参加できた等のメリットにも気付かせていただけたフォーラムだったと思います。

また、次回のフォーラムを開催した時には、ぜひご参加ください。


2021年04月05日 UPDATE
カテゴリ:活動報告

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